治療の説明:セラミック製の被せ物や詰め物で咬合機能と見た目を改善する治療です。
治療の副作用:しみたり違和感が生じることがあります。また、噛み合わせによってはセラミックが欠ける可能性があります。
費用: 1歯につき、10万円〜15万円程度です。
補綴(ほてつ)とは補い、綴るという意味があり、たった1本の歯から複数の歯の修復、部分入れ歯や総入れ歯、インプラントを含む歯や歯ぐきが欠損している場合の治療を意味します。もちろん一般の歯科医師もこのような治療を行うことはありますが、補綴専門の歯科医師は特にこの領域に長けており、なるべく削らずにしっかりと噛める歯、審美的で自然に見える歯、長持ちする歯を提供することを他のどの専門分野の歯科医師よりも得意としています。
アメリカで補綴専門のドクターになるためには一般的な歯科大学の卒業に加えて3年以上の高度な専門教育と訓練を受けなければ名乗る事ができません。そしてこの教育をベースに現時点で世界的に認められている最も安全な治療方法を選択し実践する事ができます。
歯科医療は歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士と国家資格を持った専門分野を担っています。 私たち歯科技工士は『歯を作る』という分野のプロフェッショナルです。 既製品や大量生産出来る物ではなく一人一人完全オーダーメイドです。
とても精密な技術や美的感覚を要するため、当院では患者さんをはじめ歯科医師・歯科衛生士とのコミュニケーションをとても大切にしています。
常勤歯科技工士がいる歯科医院はそれほど多くないため、直接ご要望にお応えできるというのは当院の強みです。通常、多くの歯科医院は患者さんの口の中に装着する補綴物を外注という形で歯科技工所に委託されます。
私たちは「歯を作ったら終わり」ではなく、被せ物やご自身の歯を長く使っていただくため、清掃性や噛み合わせも考慮しています。
治療計画、治療方法の流れ:テレビにも出演する若い女性タレントであったため、非常に審美性が要求される症例でした。まず歯の神経の治療をやり直し、歯を漂白してなるべく白くしました。それでもまだ暗さが残っていたので、被せ物の歯を二重にして作製し、色調を改善することができました。
治療計画、治療方法の流れ:患者さんは以前から小さい歯の見た目が気になっており、小学校の頃からそうだったのでどうにもならないと思って諦めていたとのことでした。
大きい歯を小さくするためには削らないといけないことが多いですが、小さい歯を大きくするためにはその必要はほとんどありません。最小限の処置のみで他の歯の大きさと一致した歯並びに改善することができます。また、患者さんが治療を行うにあたってどうなるか不安がある場合は、 治療したらどのようになるか実際に口の中でシミュレーションを行い、治療結果を目の当たりにする事ができます。写真はあえてシミュレーションしたものを掲載していますが、ほぼ最終結果と変わりありません。
治療計画、治療方法の流れ:左上の前歯を失くしてしまったため、他院の矯正専門の歯科医師による矯正治療によって他の歯をその位置に移動された状態でご紹介いただきました。結婚式を前になるべく早く綺麗に治して欲しいとのご要望もあって、歯をほとんど削る必要のないラミネートベニヤで治療を行いました。このようにして我々は他院と連携し、患者さんにとってのベストの治療を日々行なっています。若い女性の前歯はその人の印象に大きく影響を与えます。前歯1本だけの治療はその中でも最も難しいものですが、当院では自信を持って満足していただける結果をご提供できます。
治療計画、治療方法の流れ:若い女性で前歯が出て見えるのが気になるが、矯正治療以外の方法で治療してほしいとの事で他医院よりご紹介を受けました。前歯が出ているように見える理由はその隣の歯が内側に入ってしまっている事が原因でしたので、両隣の歯も治療することによって短時間で歯並びを綺麗にする事ができました。虫歯も同時に治療を行い、削る量も最小限です。
治療計画、治療方法の流れ:上記のようなお困りごとは非常に多いです。白い樹脂で修復するのは一見早く、安く、比較的容易に治療が終了するのでよく選択される治療法ですが、残念ながら長期的に見るとこのような変色が起こってきます。樹脂を除去した結果その下に虫歯もあり、審美性だけでなく痩せてしまった歯を補強する目的も併せてセラミックに置き換えました。
治療計画、治療方法の流れ:前記のプラスチックのやりかえとあわせて多いのが銀歯をなくしたいという訴えです。既に装着されている銀歯を必ず除去しないといけないという事はありませんが、材質の劣化などにより銀歯の周囲から発生する虫歯が認められた事もあり今回徹底的に再治療を行う事となりました。当院のセラミックは機械による単純な形態や色調のものとは異なり、全て専属歯科技工士のハンドメイドですので、 患者さんが持って生まれた天然の歯に限りなく近い状態に回復する事ができます。
治療計画、治療方法の流れ:様々な研究上、特に女性は笑うと歯茎がある程度見えるものだという報告はなされていますが、あまりに見えすぎる(=ガミースマイル)と気にされる方もいらっしゃいます。そのようなガミースマイルの理由の一つとして、生まれつき歯ぐきが過剰に歯を覆いかぶさっている結果である事も多いです。もしそうであれば、本来見えるべき歯をしっかりと露出させてあげれば良いので、1回の処置で痛みもほとんどなく写真のような結果を出す事ができます。
治療計画、治療方法の流れ:以前打撲したり歯の神経の治療をしたことによって歯の色調が黒くなってしまう事があります。そうすると歯の色が歯ぐきから透けて見えてしまい、特に歯ぐきの薄い前歯ではそれが顕著になります。そのような場合でも写真のように改善する事が可能です。
治療計画、治療方法の流れ:前歯の隙間がずっと気になっていたが、矯正治療なしで閉鎖する事を希望された患者さんです。隙間を埋める処置は簡単ではありませんが、治療前後の差は非常に大きく、見た目の改善に関しては大きなインパクトがあります。隙間がなくなったらどのように見えるか事前に知ってから治療するかどうか決めたい方は、シミュレーションを行って治療後どのようになるかをあらかじめ確認していただく事ができます。
治療計画、治療方法の流れ:元々取り外し式の総入れ歯を着用していた50代前半の患者さんですが、取り外しの煩わしさから解放されたいとの事で、一念発起して固定式の歯にするために受診されました。この方はインプラントを上下に複数本埋入し、最終的には自然で良く噛める固定式の歯が入っており、今でも定期的なメインテナンスに通院されています。
治療計画、治療方法の流れ:これまで定期的なメインテナンスを行ってきた患者さんでしたが、かなり前にされた治療が劣化していたため再治療が必要になりました。歯に対する価値観が非常に高く、安近短の治療ではない現時点でのベストな方法での治療をご希望されました。ベストの基準は人によって様々ですが、必ずしも最新の材料=ベストではありません。状況によっては100年以上前から世界的に使用されているゴールドの方が最新のセラミックよりも好ましい事もあります。この患者さんにはその旨ご説明し、納得していただいた上で一部ゴールドでの治療を行いました。
治療計画、治療方法の流れ:酸蝕症の根本的な治療法は溶けてしまった歯を保護するために覆う事であり、見た目や噛み合わせの改善、破折防止のためにはセラミックによる治療は非常に有用です。しかし前歯の広範囲の治療を必要とされる患者さんのほとんどは「明らかに作り物とわかる歯にはして欲しくはい」「なるべく自然に見えるように」という事をおっしゃいます。様々なメディアにおいて明らかに「治療後」とわかる有名人を見る事はありますが、我々歯科医師だけでなく歯に対する意識が高い一般の方々も気にされる時代になっているようです。機械化やデジタル化は歯科業界にも押し寄せていますが、最後はやはりMADE IN JAPANの手作業による仕上げが結果に大きな差をつけます。
治療計画、治療方法の流れ:若い女性で奥歯のインプラントを行うことになりました。奥歯ではありますが、大きく笑った時や食事の際など状況によっては見えてしまいます。我々にとって審美治療というのは上の前歯だけではなく、患者さんの普段の生活において見える範囲全てが審美領域です